2025年2月14日より、ウマ娘プリティーダービーに待望の新キャラクター「ツルマルツヨシ」のガチャが登場します。長らく実装が待たれていたウマ娘ということで大きな注目を集めており、初心者から上級プレイヤーまで気になるところでしょう。本記事では ツルマルツヨシとはどんなウマ娘か、ガチャの概要(期間や提供割合)、性能評価、そして引くべきかどうかの判断ポイント を分かりやすく解説します。ぜひガチャに挑戦するか悩む際の参考にしてください。
1. ツルマルツヨシとは?
ツルマルツヨシは、実在の競走馬をモデルにしたウマ娘です。モデルとなった競走馬「ツルマルツヨシ」は1995年生まれで通算11戦5勝、1999年の朝日チャレンジカップ(GIII)や京都大賞典(GII)に優勝した実績を持ちます。父は昭和の名馬シンボリルドルフ(中央競馬クラシック三冠馬)であり、1998年クラシック世代の「黄金世代」の一頭として優れた素質を期待されました。しかしレース中のアクシデントで脚部を故障し、GI制覇目前で無念の引退となった経歴があります。このように血統背景と儚い競走生活が特徴の競走馬でした。
ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」においては、2022年3月のメインストーリー最終章前編で存在が示唆されて以来、プレイアブル化が長年待望されてきたキャラクターです。情報公開から約3年越しとなる2025年2月、ついに★2の育成ウマ娘として実装されることが発表されました。長らく実装待ちだっただけにファンから喜びの声が多数上がっており、星2レアで登場するため「入手しやすいのも嬉しい」と話題になっています。
ツルマルツヨシのキャラクター面での魅力は、明るく前向きで何事にも全力ながら、身体が弱く咳き込んでしまうというギャップです。自己紹介でも「憧れの三冠ウマ娘目指してとにかく全力でっ──ゲホッ!…む、むせただけです!超元気です大丈夫!」といった調子で、勢い余って咳込むお茶目な場面があります。それでも「いつか三冠ウマ娘になる」という大きな夢に向かって日々精一杯走り続ける健気さは、多くのトレーナーの心を掴んでいます。また史実で父にあたるシンボリルドルフ(ゲーム内では“皇帝”と呼ばれる伝説的ウマ娘)を強く尊敬しており、その血縁に由来するストーリーや他キャラとの掛け合いにも注目が集まります。長年待たれた秘密兵器とも称されるツルマルツヨシがどのように活躍するのか、期待が高まっています。
2. ガチャの概要
ツルマルツヨシのピックアップガチャは、4周年記念直前の2025年2月14日(金)12:00から開始される予定です。開催期間はおそらく2025年2月24日(月)11:59頃までと予想され、ちょうどゲームリリース4周年当日を迎えるタイミングで終了する見込みです。期間中にこのガチャでツルマルツヨシを入手しておけば、4周年イベントや今後のシナリオでいち早く育成を楽しめるでしょう。
本ガチャのピックアップ対象は、新育成ウマ娘の★2「ツルマルツヨシ」ただ一人です。星3ではなく星2キャラ単独でのピックアップはやや珍しいケースですが、公式発表により今回はツルマルツヨシが星2レアリティで実装されることが明言されています。既存の星3ウマ娘の復刻ピックアップ等は告知されていないため、純粋にツルマルツヨシ狙いのガチャとなります。
**提供割合(ガチャ排出率)**は他のプリティーダービーガチャと同様で、★3育成ウマ娘が3%、★2が18%、★1が79%に設定されています。ツルマルツヨシは★2枠の中で出現率が上昇するピックアップ対象となっており、1回のガチャで数%程度(★2全体18%の一部)で排出される見込みです。星2とはいえ狙って引く場合、それなりの運が必要となる点は星3ピックアップと変わりません。
天井(交換ポイント)も通常通り200連に設定されています。ガチャを200回引けば専用の交換ポイントが200貯まり、ショップでツルマルツヨシ1体と確実に交換可能です。ピックアップ対象が星2でも天井までの必要数は星3と同じなので、運が悪いと200連近く要してしまう可能性もあります。ジュエルの消費計画には注意しましょう。
補足: 同時期には4周年を記念したセレクトガチャ(好きな既存★3育成ウマ娘2名を選んでピックアップできる育成ガチャ)や、10連の10回目でSSRサポートカードが確定入手できるセレクトSSRサポートガチャも開催予定と告知されています。これらは特殊な仕様のガチャですが、本記事では主題であるツルマルツヨシの育成ウマ娘ガチャに焦点を当てて解説します。
3. ツルマルツヨシの性能評価
続いて、育成ウマ娘★2ツルマルツヨシの性能について見ていきましょう。基本的な適性は中距離〜長距離向きで、作戦は先行・差しが得意なタイプと予想されています。史実のツルマルツヨシが京都大賞典(芝2400m)で勝利し、有馬記念(芝2500m)にも出走経験があることから、ゲーム内でも中長距離レースで力を発揮できるウマ娘として設定されているようです。短距離やマイル適性は低めに抑えられ、芝レースが専門のキャラになるでしょう。
成長補正(ステータスの伸び率)は現時点では公式発表されていませんが、中長距離向けというテーマからスタミナやパワーに高めの補正が付く可能性があります。昨年同じ星2で実装されたビコーペガサスの場合、スピード・パワー・根性にそれぞれ+10%ずつのバランス型成長率でした。ツルマルツヨシもスタミナ重視の配分か、あるいは複数ステータスに平均的な補正を持つ形になると推測できます。根性面のエピソード(虚弱体質)を踏まえて根性↑補正が付く可能性もありますが、詳しくは実装後のデータを待ちましょう。
所持スキルについては、既存のサポートカード版「ツルマルツヨシ」のスキル構成から予想ができます。SSR・SRサポートカードの所持スキルにあった先行向け速度スキル★『攻めの姿勢』や、終盤速度アップ系の★『光芒一閃』などは育成ウマ娘版でも持っている可能性が高いです。ほかにも中距離適性を活かすスキルとして、『ペースキープ』(序盤のスタミナ温存系)や『末脚』(終盤速度アップ)など、終盤の粘り強さを発揮できる構成になることが予想されます。実際、ゲーム内の事前情報でもツルマルツヨシがこれら中距離向けスキルを備えている画面が確認されています。総じて、終盤に一気に加速して前を捉える 先行・差し向けのスキルセット になりそうです。
肝心の**固有スキル(固有能力)**の性能は現時点で不明ですが、史実での「強豪相手に終盤まで食らいついた粘り」を再現するような効果になるのではと期待されています。例えばビコーペガサスの固有スキルは「最終直線で先頭にいると速度がすごく上がる」というものでしたが、ツルマルツヨシは差し主体の脚質を考えると「残り○m地点で◯位以下にいると速度アップ」のような条件かもしれません。いずれにせよ、レース終盤の勝負所で発動するタイプの固有スキルである可能性が高いでしょう。実装後に判明した詳細を踏まえて評価が変動する点には留意してください。
他キャラと比較した強み・弱み
では、現環境の他ウマ娘と比べた場合のツルマルツヨシの強みと弱みを考えてみます。まず強みとして注目すべきは、入手・育成のしやすさです。ツルマルツヨシは★2という低めのレアリティであり、ガチャで重ね(複数入手)やすいため才能開花による星アップが狙いやすい利点があります。星を上げれば基礎ステータス上限や覚醒スキルも強化されるため、手持ち次第では比較的短期間で★5まで育成できる可能性もあります。特に初心者にとっては、中長距離で頼れるウマ娘を早めに確保できること自体が戦力強化につながるでしょう。
スキル面でも、先述のとおり中距離のレースで有用な構成を持つと考えられます。終盤速度アップ系のスキルを複数持てる強みは、中長距離レースで熾烈な終盤勝負になった際に発揮されるでしょう。例えばチャンピオンズミーティング(対人公式リーグ戦)でも、中長距離のレースであれば終盤速度スキルを重ね掛けできるツルマルツヨシは一定のポテンシャルがあります。昨年実装のビコーペガサスも「短距離チャンミで不足しがちな枠を補えるキャラ」として評価されましたが、ツルマルツヨシも手持ち次第で中長距離のエース候補になり得るでしょう。
一方で弱み・注意点としては、最高レアの★3ウマ娘と比べると突出した性能になりにくい点が挙げられます。現環境で中長距離のトップメタとされるウマ娘には、3周年記念で実装されたドゥラメンテや、既存勢ではキタサンブラック・マンハッタンカフェなどがいます。これらの★3キャラは固有スキルや成長補正が強力で、最高クラスの能力を発揮できます。ツルマルツヨシはそれらと比べると固有スキルの爆発力や初期ステータスで劣る可能性が高く、よほど愛を持って育成しない限り対人戦でエース級の活躍をするのは簡単ではないかもしれません。いわゆる環境トップに食い込むかどうかは未知数であり、性能だけを見れば「手持ちが揃っている人にとっては必須ではない」という評価になる可能性もあります。
もっとも、ウマ娘は愛で走らせるゲームです。好きなキャラであればしっかり育成を重ねることで十分一線級に戦わせることも可能ですし、何よりお気に入りのウマ娘がいること自体がゲームを続けるモチベーションになります。性能至上主義で判断する必要はありませんが、自分の戦力状況やプレイスタイルに照らして有用かどうかを見極めることが大切でしょう。実際、ビコーペガサスも「短距離・差し運用の優秀な覚醒スキル構成で、該当距離が苦手なプレイヤーには嬉しいキャラ」と評価されていました。ツルマルツヨシも中長距離の手駒を補強したいトレーナーにとっては心強い存在となるはずです。
育成・編成面での活用方法: ツルマルツヨシを育成する際は、シナリオで中距離~長距離レースが続くクラシック級・シニア級を意識したトレーニング配分にすると良いでしょう。スタミナとパワーを中心に鍛えつつ、スピードも不足しないようバランスを取る育成がおすすめです。彼女の体質設定(体が弱い)が気になる場合、スタミナ回復スキルを持つサポートカード(例: マンハッタンカフェ[SSR]など)を編成して安定感を補っても良いでしょう。編成面では、差しスキルを活かすために長距離コースの終盤コーナーで加速できるサポート(例: “曲線のソムリエ”を持つSSRエイシンフラッシュなど)を組み合わせると相性が良さそうです。もちろん推奨シナリオはトレーナーの手持ちや目標次第ですが、初心者ならまず「アオハル杯」や「ユメノグラフィ」で育成し、中距離シナリオをクリアしていくのが良いでしょう。
4. ガチャを引くべきか?
ここまでツルマルツヨシの魅力や性能を見てきましたが、「このガチャを引くべきかどうか」悩んでいるトレーナーも多いでしょう。結論から言えば、推しキャラとして欲しい場合は迷わず引き、そうでなければ基本は様子見推奨です。その理由を、おすすめできるケースと見送りを検討すべきケースに分けて整理します。
◎ ガチャを引くメリットが大きいトレーナー:
- ツルマルツヨシ推しのファン: 長年実装を待っていたという熱心なファンにとって、彼女をお迎えできる絶好の機会です。思い入れのあるウマ娘であれば、性能以上に入手する価値があります。
- 98年世代など史実馬が好きなコレクター: シンボリルドルフ産駒「最後の大物」とも称されたツルマルツヨシは、史実競馬ファンにも魅力的な存在です。ゲーム内で父子を揃える喜びもあり、コレクション目的でも引く価値は高いでしょう。
- 初心者・復帰勢で中長距離キャラが不足している: 手持ちに中距離・長距離適性の育成ウマ娘が少ない場合、ツルマルツヨシは即戦力になり得ます。星2で入手しやすく育成もしやすいので、シナリオ攻略やレースイベントで活躍してくれるでしょう。
- 新キャラを迎えて手持ちを強化したい: 星2とはいえ新規実装キャラなので固有ボーナスや覚醒スキルは独自のものです。手持ちのバリエーションを増やしたいトレーナーや、育成シナリオの新鮮味を楽しみたい人にもおすすめできます。
△ ガチャを様子見・見送りした方が良いトレーナー:
- 無課金・微課金でジュエルに余裕がなく、4周年ガチャに備えたい: 4周年目前のこの時期、リソース温存を選ぶトレーナーは多いです。「4周年が近いので、ガチ勢以外は石温存がおすすめ」という意見もあるほどです。将来の限定ガチャや強力な実装に向けて、ここは見送りも賢明でしょう。
- 既に中長距離の強力な★3ウマ娘を所持している: 手持ちにキタサンブラックやマンハッタンカフェ、ライスシャワーなど中長距離で実績のある★3が揃っている場合、敢えて星2のツルマルツヨシを引かなくても戦力に困らないかもしれません。即戦力という観点では優先度低めです。
- 対人レース環境でトップ級以外は使わない方針の人: チャンミやチーム競技場で勝つことを最重視し、環境上位キャラ以外は育成しないスタイルの場合、ツルマルツヨシの投入優先度は高くありません。推しでなければスルーして、より強力なウマ娘実装を待つ手もあります。
- 恒常追加まで待てる・今後のすり抜け入手に期待する: ツルマルツヨシは期間限定キャラではなく、ピックアップ終了後は他のガチャからも恒常的に排出されるようになります。今すぐ必要でなければ、無料ガチャや今後のガチャすり抜けで獲得できるチャンスに賭けるのも一つの選択です。
以上を踏まえると、「どうしても今すぐ欲しい!」という場合以外は基本的に様子見で問題ないでしょう。特に4周年直前のジュエル消費は慎重になるべきとの声が多く聞かれます。ユーザー間では「4周年ガチャの目玉は史実三冠馬のオルフェーヴル(未実装)が濃厚では?」といった予想もあり、周年当日により魅力的なガチャが控えている可能性が高いからです。実際、昨年3周年前もビコーペガサス(星2)の実装を挟みつつ、直後に★3新キャラが投入されました。今回も似た流れになる可能性があるため、石に余裕がない場合は無理に動かず、4周年当日の情報を待つのが賢明と言えます。
なお、ガチャ期間中には1日1回無料10連キャンペーンなどがおこなわれる可能性もあります。現時点でもログインボーナスや有償限定★3確定ガチャなど、各種お得な施策が発表されています。まずはそれらで運試しをしてから、どうしても出なければピックアップ最終日に追う、といった計画的な引き方がおすすめです。
5. まとめ
ツルマルツヨシの新登場ガチャについて、その背景から性能、引くべきかまで解説してきました。最後にポイントを整理します。
- ツルマルツヨシはどんなウマ娘? … 1990年代後期の競走馬がモデルで、シンボリルドルフの娘にあたる黄金世代のウマ娘。体は弱いが前向きで、三冠ウマ娘を夢見る健気なキャラクター。ゲーム初期から存在が示唆され長年実装が待たれていた経緯があり、今回晴れて★2育成ウマ娘としてプレイアブル化。ファンから喜びの声が上がっている。
- ガチャの概要 … 開催期間は2025年2月14日〜2月24日(予定)。ピックアップ対象は★2ツルマルツヨシのみ。提供割合は★3:3%、★2:18%、★1:79%(ツルマルツヨシは★2内で出現率アップ)。200連で天井交換可能。4周年直前キャンペーンで無料ガチャ等も期待でき、まずは慎重に様子を見るのが吉。
- 性能評価 … 中距離〜長距離先行・差し向けのステータス・スキル構成と予想。スタミナやパワーを伸ばしやすい成長率を持つ可能性。所持スキルは先行速度アップ『攻めの姿勢』や終盤速度スキル『光芒一閃』など、中長距離レース終盤で強みを発揮する内容が見込まれる。星2のため入手・育成しやすく、手持ち不足の距離適性を補うには十分活躍可能。反面、突出した固有性能ではない可能性があり、既存★3強キャラには及ばない場面も。愛でカバーできるかがカギ。
- 引くべきか? … 総合判断として、ツルマルツヨシ推し・思い入れが強いなら「引いて後悔なし」。初心者で中長距離キャラがいない場合も戦力強化目的で引く価値あり。それ以外のケース、特に無課金・ジュエル節約派は**「様子見推奨」。4周年の目玉ガチャ(例えばオルフェーヴル実装など)のために資金温存する選択肢は十分合理的。ツルマルツヨシ自体も恒常入りするため、無理をしなくても後日入手のチャンスはあります。自分の推し度合いと手持ち戦力、今後のイベント予定**を踏まえて判断しましょう。
長年待たれた★2新ウマ娘ということで注目度の高いツルマルツヨシですが、その魅力はやはりキャラクター性にあります。「この子をぜひ育成したい!」と思えるかどうかが、一番の引く理由になるでしょう。性能面も決して悪くなく、中距離チームの一員として活躍してくれるはずです。とはいえガチャ資源は有限なので、本記事で紹介したポイントを参考に、賢くガチャと付き合ってください。ツルマルツヨシをお迎えするトレーナーさんも、見送るトレーナーさんも、4周年のウマ娘ライフを存分に楽しみましょう!