「ナルト20周年プロジェクト」徹底解説:30代も盛り上がる懐かし&新展開の魅力

「だってばよ!」の口癖でおなじみ、岸本斉史先生の漫画『NARUTO-ナルト-』。週刊少年ジャンプでの連載開始は1999年、アニメ放送開始は2002年でした。思春期真っ只中にナルトと出会った30代にとって、本作は青春そのもの。2022年~2023年は、連載開始20周年を祝う記念企画が目白押しで、かつてのファンも再び熱狂しています。この記事では、20周年プロジェクトの内容や新エピソード、さらに『BORUTO-ボルト-』で展開中の次世代ストーリーについて、30代視点で語ってみたいと思います。

20周年企画いろいろ

アニメ20周年記念エピソード: 2022年秋、アニメ『NARUTO』の放送20周年を記念して、特別映像「ROAD OF NARUTO」が公開されました。歴代アニメシーンを最新の描き下ろし作画で再現した約10分のPVで、これはSNSで大バズリ。ナルトの名シーン(波の国編のザブザ&白のくだり、サスケとの決別、ペイン戦、第四次忍界大戦など)が次々映し出され、懐かしさで涙が…!30代の私は一人で深夜にこの映像を観て、「ナルトよく頑張ったなぁ…」と号泣しました(笑)。さらに2023年9月からは20周年記念の完全新作アニメエピソードがテレビ東京系列で放送予定(※諸事情で現在延期中)。これは原作のどの部分を描くのか詳細不明ですが、昔のメインスタッフが集結しているということで期待値MAXです。昔のアニメナルトは作画や演出も神回が多かったので、同じクオリティでまたナルトを拝めるなんて夢のよう。

原作エピソード復刻: ジャンプ本誌でも20周年記念読み切りが掲載されました。特に話題になったのが、2023年4月に掲載された『NARUTO 外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~』。これは原作の後日談的エピソードで、ナルトとヒナタの息子・ボルトが過去にタイムスリップし、少年時代のナルトや自来也と遭遇するお話。連載終了後の岸本先生の久々の新作にファン歓喜!30代の私はジャンプを買うの何年ぶりだ…と思いつつコンビニに走りました。ストーリーも涙なしには読めない感動内容で、改めて岸本節の熱さと優しさを噛みしめました。こうした原作サイドでの盛り上げもあり、Twitterなどでは「久々にNARUTO読み返した」という同世代の声がたくさん聞かれました。

グッズ・イベント: もちろん周年イベントも各所で開催。原画展「NARUTO THE GALLERY」が2022年冬~2023年春にかけて東京・大阪で行われ、私は東京会場に行ってきました。連載初期の頃の原稿とか、決めゴマの原画とか、30代の胸に刺さりまくりでしたね!等身大ナルト像と写真撮ったり、イチャイチャタクティクス(劇中に出てくる小説)の再現コーナーがあったり、ファン心を理解した展示でした。さらにコラボカフェ、限定グッズ販売、ゲームキャンペーンなども目白押し。30代だとお財布事情も昔より安定している(笑)ので、ついついフィギュアやアパレルグッズに散財してしまいます。でもまあ、20年分の愛ですからOKです!

『BORUTO』新章で再燃するNARUTO熱

BORUTOって?: 『BORUTO-ボルト-』はナルトの息子・ボルトを主人公に据えた続編シリーズ。2016年からVジャンプで連載中(最初の1年は岸本先生監修・池本幹雄先生作画、その後ストーリー担当が交代し現在は第二部)。2021年には劇場版『BORUTO』をベースにしたアニメ映画も公開されました。当初は「焼き直し感あるかな…」と一部言われていたものの、物語が進むにつれて独自の展開で盛り上がっています。30代の私は正直Boruto序盤追えてなかったのですが、最近の展開が凄いぞと聞いて慌ててキャッチアップしました。

第二部『Two Blue Vortex』開始: 2023年8月、BORUTOは第1部が一区切りし、数年後を舞台にした第二部『Two Blue Vortex』がスタート。本誌(Vジャンプ)で読んだんですが、これがもう「お前…誰だ…?」と驚く変貌&展開の連続!ネタバレ避けますが、ある出来事でボルトとサラダ以外のほとんどのキャラの記憶・立場が入れ替わってしまい、大混乱の世界線に。火影ナルト夫妻がある状況に陥ったことで、木ノ葉隠れも大ピンチ。そんな中成長したボルト&サラダが帰還し、今度は二人がアウトロー的な立ち位置で戦っていく…熱すぎる!ボルトのキャラクターデザインも父ナルトを彷彿とさせるかっこよさで、30代の私は「これを待ってた!」と震えました。SNSでも“BORUTO”が世界トレンド1位になるなど大反響。長年のナルトファンが一気に戻ってきて、30代の友人達とも久々にNARUTO談義が復活しています。

昔のキャラの現在: BORUTO第二部では、ナルト世代のキャラたちが年長組として引き続き登場します。例えばサスケは木ノ葉を離れて息子ボルトを影から守る“師匠”ポジションでしたが、今後どう絡むのか。サクラやカカシ、五影などもどう活躍するか注目です。30代にとって馴染みのメンバーが成長して渋くなりながらも、健在なのが感慨深いですね。最近の原作ではシカマルが火影代行になってて、「うわ~シカマルが火影を…!」と胸熱。かつて中忍試験で机に足投げ出してたあの子が(泣)。歳月を感じつつ、彼らの姿を追えるのはファン冥利につきます。そして何と言ってもナルト本人が今後どうなるか…第二部の鍵を握る存在なので、30代ファンは固唾を飲んで見守っております。

30代も熱狂、ナルトの魅力は不滅

共に歳を重ねた物語: ナルト連載開始当時10代だった私たちが、今や30代。ナルトは私たちと共に成長して、親世代の物語へバトンタッチしました。少年編の熱血、青年編の苦悩、親になった責任感…登場人物たちのステージが変わるごとに、その世代の我々に刺さるメッセージを届けてくれている気がします。20周年企画やBORUTO新章で再び盛り上がった今、思うのは「ナルトって本当にいい作品だったなぁ」ってこと。あの頃の情熱が蘇り、またここから新しい感動を一緒に味わえる。30代にとってこんな幸せなことはありません。リアルでは家族や部下の世話で疲れる日々ですが(笑)、ナルトを見ると元気と勇気が湧いてきます。昔ナルトに学んだ「仲間を大切に」「諦めない心」を、今こそ思い出したいですよね。

新世代への継承: そして私たち30代が次にできるのは、このナルト愛を下の世代に伝えることかもしれません。子供にアニメを見せたり、若い子に漫画を薦めたり。20周年でナルトを知ったZ世代も多いようですし、「BORUTOから入ったけど無印ナルトも読みたくなった!」との声も。年の功で補足説明しつつ(笑)、一緒に楽しんでいきたいですね。きっとまた10年後、40代になってもナルトは色褪せず語り継がれているでしょう。その時までこの熱が続くよう、30代ファンとして精一杯応援していきたいと思います。

まとめ

『NARUTO-ナルト-』20周年プロジェクトと『BORUTO』新章のおかげで、30代に再びナルト熱が灯りました。懐かしさと新鮮さが入り混じる今の盛り上がりは、一度離れていたファンも引き戻す力があります。「昔ハマってたな~」という方も、ぜひこの機会に戻ってきてください!きっと「やっぱりナルト最高!」と拳を突き上げたくなるはず。

忍道を貫き通したナルトの物語と、その意志を継ぐボルトたちの冒険から、私たちは今でも大切な何かを受け取っています。大人になった今だからこそ感じるメッセージもあるでしょう。20年経っても愛されるコンテンツはそう多くありませんが、ナルトは間違いなくその一つ。これからも末永く、だってばよ!

最後に一言。ナルト、20周年おめでとう!30代になったってばよな僕らだけど、これからもずっと応援してるってばよ!ありがとう!