はじめに
TikTokでは怖い話や都市伝説といったホラー系コンテンツも根強い人気があります。短い動画でゾッとさせたり不思議な体験談を紹介したりと、ネット怪談文化が20代にも広がっています。ここでは、TikTokで特に人気の都市伝説・怖い話をピックアップして紹介します。夜中に一人で見ると背筋が凍るかも…?ネタバレなしでその魅力をお届けします。
1. 「きさらぎ駅」 – 存在しない駅に迷い込む2ch発の怪談
最も有名なネット都市伝説の一つ「きさらぎ駅」。2004年、ある匿名掲示板(2ちゃんねる)ユーザーが深夜に見知らぬ駅に着いてしまったと実況した怪奇談が元になっています。この世に存在しない駅に降り立った投稿者が次第に異世界に迷い込む様子がリアルタイムで語られ、ネット中が震撼しました。TikTokではその顛末を紹介する考察動画やアニメ風再現動画が多数投稿され、#きさらぎ駅 タグで関連動画が視聴可能です。2022年には映画化もされ、Netflixでも配信されるなど、Z世代にも一気に浸透しました。不気味さとミステリー要素が絶妙に絡み合った“迷い駅”伝説は、今なお「絶対行ってはいけない駅」として語り継がれています。
2. 「八尺様(はちしゃくさま)」 – “ぽぽぽ…”と笑う8尺の女幽霊
2008年頃にインターネット掲示板で披露された怪談「八尺様」。背丈が八尺(約240cm)もある女の霊で、不気味な笑い声「ぽぽぽ…」を発するとされています。麦わら帽子を被った姿で現れ、若い男性を狙うという設定のこの幽霊は、比較的新しい都市伝説ながら全国的に知れ渡りました。TikTokでは八尺様にまつわる体験談紹介や、コスプレして“ぽぽぽ”とリップシンクするネタ動画などが流行。独特のフレーズとビジュアルから、ホラー好きの20代に人気です。逃れるための特殊なお祓い儀式などディテールも凝っており、一度聞くと忘れられない恐怖を残します。
3. 「リゾートバイト」 – SNSで拡散、映画化もされたネット怪談
「リゾートバイト」は、2011年にネット掲示板に投稿された長編の怖い話です。離島の旅館でリゾートバイトを始めた若者3人が体験する奇妙な出来事を描き、読み応えのあるストーリーが話題に。TikTokでは要約紹介動画や考察動画が多数作られ、「#リゾートバイト知らないの?」という誘い文句で広まりました。その人気の結果、2023年にはホラー映画として劇場公開され、公式TikTokアカウントも開設されるほどです。ネット発洒落怖(しゃれにならない怖い話)シリーズの代表格で、八尺様やきさらぎ駅と並び称される存在。凝ったストーリー展開と背後に潜む都市伝説的設定が「怖いけど続きが気になる!」と20代の心を掴んでいます。
4. 「洒落怖」短編エピソード – ショートだからこそゾクッとくる意味怖
TikTokでは長編怪談だけでなく、一見何でもない話だけど意味が分かると怖い「意味怖」系の短編も人気です。例えば「赤い部屋」の噂話や「牛の首」という聞くだけで死ぬ話など、2〜3分で語れる怪談が動画で紹介されています。これらは「#洒落怖」(洒落にならないほど怖い話)タグでまとめられ、考察好きがコメント欄で盛り上がることもしばしば。短いからこそ最後にゾクッとさせられる構成がTikTok向きで、通勤通学中につい見てしまう20代も多いようです。「オチを知って二度見すると怖い」という独特の後引く恐怖がクセになるコンテンツです。
まとめ
TikTokで人気の都市伝説・怖い話を特集しました。ネット発の怪談「きさらぎ駅」や「八尺様」「リゾートバイト」など、平成・令和の新しい怪談が中心となっているのが特徴です。これらは元々ネット掲示板や2chオカルト板で語られたもので、TikTokという新媒体で再ブレイクしている形です。20代にとって、投稿者の体験談風の怪談はリアルで身近に感じられるのかもしれません。怖い話は苦手という人もいるでしょうが、興味のある方はぜひTikTokの#都市伝説 や#怖い話 タグを覗いてみてください。背筋が凍るスリルと、考察する面白さが味わえるはずです。ただし夜眠れなくなっても当方は責任を負いかねますので…くれぐれも自己責任でお楽しみください。