はじめに
「友だちって最高!」そんなポジティブなメッセージが詰まった楽曲『おともだち』が、TikTokで爆発的なブームを巻き起こしています。現役高校生ラッパーedhiii boi(エディボーイ)によるこの曲は、キャッチーな振り付け「おともだちダンス」と共にSNSで大人気。その勢いはTikTokの週間チャート1位を2週連続で獲得するほど。なぜこの友情ソングが20代に響いているのでしょうか?本記事では「おともだち」ブームの背景と魅力に迫ります。
「おともだち」とはどんな曲?
『おともだち』は2023年11月にリリースされたedhiii boiの楽曲で、タイトル通り友達への感謝と愛情をテーマにしたハッピーチューンです。16歳の現役高校生ラッパーであるedhiii boiが等身大の言葉で「遊んでるLife withお友達」「信じてるLove & Peace」といった友情あふれる日常を歌い上げており、明るく前向きなエネルギーが特徴となっています。アップテンポなテクノ調トラックに乗せた弾けるようなラップで、聴くだけで楽しい気分になれるポジティブ全開の1曲です。
この曲に合わせて踊る「おともだちダンス」は、両手で友達と肩を組むような振りやピースサインを交差させる振付が印象的。初心者でもマネしやすいシンプルさで、歌詞の「はいチーズ♪」に合わせてカメラ目線でポーズを決めるキュートな動きになっています。
TikTokで火がついたきっかけ
『おともだち』がここまでバズった背景には、TikTok上でのユーザー参加型の盛り上がりがあります。リリース直後、振付師ユニットのローカルカンピオーネがこの曲に合わせたダンス動画を投稿したことがブームの発火点でした。この動画がきっかけで「おともだちダンスやってみた」投稿が一気に増加し、edhiii boi本人やBMSG所属のアーティストたちも次々と自ら踊る動画を公開。影響力のあるインフルエンサーも参戦したことで爆発的に拡散され、TikTok上の投稿件数はたちまち7万件を突破しました。
さらに追い風となったのが各種ランキングやメディアでの注目です。TikTok週間チャートで2週連続1位を獲得し、Billboard JAPANの関連ランキングでも首位になるなど音楽シーンで話題に。テレビやラジオのトレンド紹介コーナー、Spotifyのプレイリストでも取り上げられ、TikTok発の楽曲として幅広い層に認知が広がりました。
20代に支持されるポイント
1. 前向きな歌詞とノリの良さ: 曲の持つポジティブな雰囲気が、コロナ禍を経た若者たちの心に刺さりました。「友達サイコー!」と全力で謳う姿は聴く人も明るい気持ちにさせ、「明日も頑張ろう」と背中を押してくれます。パーティーチューンのようなノリの良いビートは、クラブ世代の20代にもウケが良く、一緒に体を動かしたくなる中毒性があります。
2. ダンスの手軽さ: おともだちダンスはシンプルで真似しやすい振付なので、ダンス初心者でも気軽に参加できます。友人と一緒に肩を組んで踊ったり、みんなでカメラに向かってポーズを決めたりと、グループで楽しめる要素が満載。20代は学生時代の友人や職場仲間など、周囲に同世代が多い時期。みんなで集まってワイワイ動画を撮るのにピッタリなネタとして受け入れられました。
3. 共感できるテーマ: 歌詞に出てくる「食べ切れない量のご飯お残し無し」「カメラ目線でみんながハイチーズ」といったフレーズは、20代の若者にとって日常のあるあるです。友達とバカ騒ぎした思い出や写真撮影のワンシーンなど、自分たちの経験と重ね合わせて共感できるため、「自分たちもこの歌詞みたいに楽しもう!」という気持ちで動画を作る人が多いようです。
さらなる広がりと今後
現在『おともだち』ブームはTikTok内にとどまらず、YouTubeなど他プラットフォームでも注目されています。2023年末に開催されたedhiii boi初のワンマンライブでは、この曲のライブ映像が公式チャンネルで公開され、リアルの音楽シーンでもファンを増やしています。追加公演が決定するなどライブも好調で、TikTok発のヒット曲がアーティストの飛躍にも繋がっている好例と言えるでしょう。
今後、卒業シーズンやイベントで「友達に感謝」を伝える場面でもこの曲が使われるかもしれません。友情ソングの新定番として、20代のみならず幅広い世代に長く愛される可能性を秘めています。
まとめ
edhiii boiの『おともだち』は、明るく前向きなメッセージと真似しやすいダンスが相まってTikTokで大ヒットしました。20代にとって等身大の友情を歌ったこの曲は、仲間との絆を再確認させてくれる存在と言えます。スマホ一つで友達との最高の瞬間をシェアできる今の時代、「おともだち」ダンスは友情表現の新たなスタイルとして定着しつつあります。まだ聴いたことがない人も、ぜひTikTokで検索してみてください。きっとあなたも「おともだち!」と声を合わせて踊りたくなるはずですよ。