独特の早口トークとキレキレのあるあるネタで人気急上昇中のYouTuberが、藤原七瀬さんことナナオです。彼が主宰するチャンネル『ナナオは立派なユーチューバー』では、学校や日常生活の「あるある」を題材にしたコメディ動画が次々と投稿され、Z世代から熱い支持を集めています。神奈川県出身の25歳で、動画クリエイターだけでなくエッセイ本も出版するマルチな顔を持つナナオさん。高校生を対象としたトレンドランキングでも上位に名を連ねるなど、若者文化の象徴的存在となりつつあります。
ナナオの笑いのスタイル
ナナオさんの動画の特徴は、なんといってもマシンガントークによるテンポ抜群の笑いです。例えば「学校に一人はいる○○な教師」シリーズでは、思いつく限りの教師キャラのあるあるを秒単位の早口でまくしたてます。その勢いと的確な観察眼に「わかる！」「こんな先生いた！」と視聴者は大爆笑。演劇のように一人何役もこなしてシチュエーションを再現するスタイルで、黒板の前に立つ鬼教師や、休み時間に見回りする風紀委員など、身近な人物像をコミカルに演じ分けています。
また、短時間でオチまで駆け抜けるショートコント動画も人気。1～2分の動画に笑いどころがぎっしり詰まっており、「勉強の合間につい見ちゃう」「一度見始めると止まらない」とやみつきになるファンが続出しています。ナナオさん自身がハイテンションでノリノリに演じているのが伝わってくるので、見ているこちらもつられてテンションアップしてしまうのです。
共感×個性で若者の心を鷲掴み
ナナオさんのネタは、10代～20代が「あるある！」と共感できる題材が中心です。学校生活、アルバイト先での出来事、家族とのやり取りなど、誰もが経験する日常の一コマを切り取りつつ、それをちょっと大げさに面白おかしくデフォルメするのが絶妙。視聴者は「こんなことあるよね」と共感しつつ、ナナオさんならではの誇張表現に笑ってしまうという二段構えの面白さを味わえます。
加えて、彼のキャラクター自体の魅力も見逃せません。ナナオさんは動画内で自虐ネタやオタクっぽい演出も交えつつ、飾らない等身大の姿を見せています。「話し方癖になる」「友達になりたい」といったコメントが多く見られるように、ユーモア溢れる親しみやすい人柄がファンを惹きつけているのでしょう。UUUM所属のクリエイターとして活動する一方、視聴者との距離感は近く、ライブ配信では気さくにリスナーからの無茶振りにも応えるサービス精神も人気の秘訣です。
マルチな活躍と今後の展望
YouTubeで成功を収めたナナオさんは、その勢いのまま活躍の幅を広げています。2023年には自身のエッセイ『幸も不幸も最適量』を出版し、YouTuberとしての体験や哲学を綴って話題になりました。また、兄弟で新チャンネル『兄弟の絆』を開設し、家族ならではの掛け合いにも挑戦するなど、新たなコンテンツ作りにも意欲的です。2024年には女子高生を中心としたインフルエンサーランキングで上位に選出されるなど、彼の影響力はますます増しています。
こうしたマルチな才能と挑戦を続ける姿に、「これからテレビに出る日も近いのでは？」との声も。ネット発のスターが地上波や他メディアで活躍する例も増えている中、ナナオさんも次世代のお笑い界を担う存在になるかもしれません。
まとめ：笑いで繋がるYouTuber
ナナオさんのチャンネル『ナナオは立派なユーチューバー』は、笑いを通じて視聴者と繋がる場所です。日常の鬱憤やモヤモヤも、彼の動画を見れば「あるある！」と笑い飛ばして元気になれると評判です。今後も斬新なネタと止まらないトークで私たちを楽しませてくれることでしょう。まだ見たことがない人は、一度ナナオさんの動画をのぞいてみてください。気づけばあなたも彼のペースに巻き込まれて、笑わずにはいられなくなっているはずです。