M-1グランプリ2024展望:30代が注目する漫才の新潮流とお笑い界の未来

年末の風物詩となった漫才頂上決戦「M-1グランプリ」。2023年大会では真空ジェシカ、オズワルド、ウエストランドといった実力派コンビがしのぎを削り、大いに盛り上がりました。そして早くも次の2024年大会に期待が高まっています。かつてM-1初期(2001〜2010年)をリアルタイムで見て育った30代にとって、近年のお笑いブーム再燃は嬉しい限り。この記事では、2024年のM-1に向けた最新トレンドや見どころを、30代目線で語ってみたいと思います。

若手コンビの台頭:第8世代以降の実力者たち

お笑い第7世代から第8世代へ: 2019〜2020年頃に「お笑い第7世代」(霜降り明星、EXIT、ハナコなど)がブームとなりましたが、現在はそれに続く20代中盤〜30歳前後の「第8世代」と呼ばれる層が台頭中です。2023年M-1準優勝の真空ジェシカ(川北&ガク)はまさにその代表格で、彼らの知的で実験的な漫才は30代ファンにも新鮮でした。2024年大会では、この第8世代の実力コンビがさらに勝負に絡んでくるでしょう。例えば、昨年惜しくも決勝進出を逃したカベポスター(リベンジなるか?)、独自の世界観でコアな人気を持つヨネダ2000や男性ブランコなども虎視眈々と狙っています。

30代も共感できる笑い: 若手といえど、最近の漫才師たちはしっかりと社会性や世代観をネタに盛り込んできます。ウエストランド(2022年王者)のような毒舌漫才も、30代が日頃感じるモヤモヤを代弁してスカッとさせてくれました。2024年も、たとえば会社勤めの辛さや結婚・子育てネタなど、我々30代の日常を笑い飛ばしてくれる漫才が期待できそうです。昨今は男女コンビも増えており、男性目線・女性目線どちらも取り入れたネタが出てくるのも面白いポイント。大きな大会とはいえ、結局テーマは身近なことだったりするので、「わかる〜!」と頷きながら笑えるネタが勝ち上がってくるでしょう。

新たな笑いのスタイルと審査の行方

令和らしい漫才スタイル: M-1黎明期は正統派のしゃべくり漫才が主流でしたが、最近はツッコミ不在スタイル(さや香やロングコートダディなど)や、コント要素の強い漫才(ネルソンズ等)も評価されるようになりました。2024年も、これまでにないフォーマットの漫才が登場するかもしれません。30代のお笑いファンとしては、伝統的な漫才も好きですが、新しいスタイルが認められる懐の深さもM-1の魅力と感じます。今年は、たとえば「漫才シアター」的な大掛かりな演出(舞台装置や照明効果を駆使した漫才)をしてくる組なんか出てきたりして?技術の進歩とセンスの融合で、想像の斜め上をいく笑いを見せてくれるかもしれません。

審査基準と評価: M-1の審査員はレジェンド級の漫才師たち。2023年は上沼恵美子師匠が卒業し、新たに山内健司さん(かまいたち)が加入するなど、メンバーが少し変わりました。2024年はこの審査体制がどうコンビを評価するかも注目ポイント。例年、技術点だけでなく「意外性」や「将来性」が評価軸になることもあります。30代の私としては、できればベテラン審査員と新世代漫才師の対話が見たいですね。かつて松本人志さんが錦鯉に「50代でも夢見させてくれてありがとう」と言ったように、誰かが第8世代に「君たちが漫才界の未来だ」と太鼓判を押す瞬間があるかも? ファンとしては胸アツです。

お笑い界の未来と世界進出?

お笑い第○世代のその先: 先述の通り、第7→第8世代と来ましたが、第9世代も既に台頭しつつあります。10代〜20代前半の超若手ですね。2024年大会では流石にファイナリストまで来ないと思いますが、準々決勝や敗者復活でインパクト残す若手が出てくるかもしれません。この流れでいくと、30代の私たちは第3〜4世代くらいの笑いを経験し、今や第9世代を見ることになる…!お笑いも世代交代が早いものです。その中でも漫才というフォーマット自体は不変であり続け、むしろ若者が磨き上げてくれることに期待と頼もしさを感じます。次々とニューフェイスが現れるお笑い界、2024年M-1も未来のスター誕生の瞬間を目撃できるでしょう。

漫才の世界進出: 実は、お笑いの世界進出も話題になっています。2023年にはM-1王者のウエストランドがアメリカの番組に出演したり、海外で日本のお笑いライブが行われたりしました。Netflixで日本のお笑い番組が配信されるケースも増え、字幕を通じて海外ファンが付く漫才師も。2024年M-1も世界の人がリアルタイムで注目しているかもしれません。「Manzai」として日本発のコメディ文化が認知され、将来はワールドワイドなお笑い大会なんてものが開かれるかも?30代として、子供の頃はまさか漫才がグローバルに通じるとは思いませんでしたが、今やSNSで言葉の壁を超えた笑いが共有される時代です。M-1もその一翼を担う存在として、よりレベルアップしていくことを期待しています。

まとめ:2024年M-1への期待

2024年のM-1グランプリは、新たなスターの誕生と漫才の進化が存分に楽しめる大会になるでしょう。30代のお笑いファンにとっては、自分たちが青春時代に熱狂したM-1が形を変えつつも輝きを増しているのが嬉しい限りです。若いコンビのパワー、令和の笑いの感覚、それを見守るレジェンドたち。笑いという文化が世代を超えて受け継がれていく様子を、今年もワクワクしながら見届けたいと思います。

「人生に笑いは必要不可欠」とよく言います。日々仕事や家庭で疲れた30代だからこそ、年末のM-1で思い切り笑って、元気をチャージしましょう!果たして2024年の王者は誰の手に?劇的なドラマがまた生まれることを願って…皆さん一緒に楽しみましょう。 결과는どうあれ、笑った者勝ちですから!