「ピカチュウ可愛い〜!」とポケモンに熱中していた子供時代からウン十年…。気づけば立派な大人になったはずの30代ですが、未だにポケモンが大好きだという人、実は多いんです。通勤電車でスマホを片手にポケモンGOを起動したり、最新のポケモンゲームを仕事後にコツコツ進めたり、あるいは自分の子どもと一緒にアニメを観て盛り上がったり。**「ポケモンは卒業できない!」**そんな30代の声があちこちから聞こえてきます。なぜ私たちは大人になってもポケモンに惹かれ続けるのか、その魅力と楽しみ方を語ってみましょう。
イントロダクション
1996年にゲームボーイソフト『ポケットモンスター 赤・緑』が発売され、日本中の子どもたちがポケモントレーナーになりました。あの頃小学生だった世代は、まさに今30代真っ只中。当時、学校の休み時間はポケモン交換や対戦の話題で持ちきりでしたよね。「図鑑151匹コンプリートした?」なんて友達と競い合ったのが懐かしいです。そして毎週テレビで放送していたアニメ『ポケットモンスター』も欠かさず観て、「サトシ、がんばれー!」と応援していました。
時は流れ、ゲームもアニメも世代交代を繰り返してきました。しかし不思議なことに、ポケモンというコンテンツ自体の人気は全く衰え知らず。それどころか、大人になった私たち世代を再びポケモンの世界に引き戻す現象が起きました。その代表例が2016年に登場したスマホアプリ『Pokémon GO』です。スマホ片手に街を歩き回りポケモンを捕まえるスタイルが大ヒットし、公園に老若男女が集まっている光景は社会現象になりましたよね。調査によると、ポケモンGOの30代ユーザー比率は約30%にも上るそうです。そう、子どもだったトレーナーたちが大人になっても数多く復帰してきたのです。
大人だからこそ楽しめるポケモンの世界
子どもの頃は純粋に「モンスターを集めて戦わせるゲーム」として楽しんでいたポケモン。でも大人になった今、改めて触れてみると違った楽しみ方や魅力に気づきます。
- 仲間との交流ツールに: ポケモンGOでは他のプレイヤーと協力してレイドバトルをしたり、交換ができます。30代ともなると初対面の人と話す機会も減りますが、公園で「あのポケモン捕まりました?」なんて会話が生まれるのはポケモンのおかげ。共通の趣味として社内で密かに盛り上がったり、ママ友同士で情報交換するケースもあるとか。ポケモンが世代や肩書きを越えて人と人を繋いでくれるんです。
- 親子二世代で共有: 30代だとちょうど小学生くらいのお子さんがいる方も多いでしょう。今の子どもたちにもポケモンは大人気! 最新シリーズのアニメやカードゲームに夢中な子どもと、それを懐かしみつつ一緒に楽しめるのは最高ですよね。自分が子どもの頃集めていたカードを子どもに見せて「昔はこういうのがいてね…」なんて話したり。ポケモンという共通言語があるおかげで、親子のコミュニケーションも弾みます。
- ストレス発散・癒やし効果: 社会に揉まれる30代にとって、ポケモンの世界は癒やしでもあります。可愛いポケモンたちに囲まれると嫌なことも忘れちゃう、なんて人も。仕事でクタクタになって家に帰り、Switchでポケモンの新作を少しプレイすると、「明日も頑張ろう」という気持ちになれたり。冒険しながらコツコツ目標を達成していくゲーム性は、日常生活の達成感にも通じていて、自己肯定感アップにも繋がっている…かもしれません。
また、大人になると経済的にも少し余裕が出てきますよね。子どもの頃は買ってもらえなかったポケモングッズを、大人買いしてコレクションしているなんて人もいます。昔憧れていたレアなカードをオークションで手に入れたり、等身大ぬいぐるみを部屋に飾ったり…夢が叶った!という30代もいるでしょう。筆者も実は学生時代に断念したポケモン図鑑完成を、大人になってから通信交換サービスを駆使して達成しました(笑)。時間もお金も自己責任で自由に使える今だからこそ、とことんポケモンを極める楽しみ方もできるんです。
みよみよの考察
30代になって改めて思うのは、ポケモンという作品の懐の深さです。子どもから大人まで、それぞれの楽しみ方を受け入れてくれる寛容さがある。たとえばストーリー一つとっても、子ども時代は「ジムバッジ集めて四天王倒すぞ!」と一直線でしたが、大人目線でプレイすると登場人物のセリフにハッとさせられることが多いです。シリーズによっては「家族愛」「生態系と人間の共存」「幼馴染とのすれ違い」など、意外と奥深いテーマが隠れていたりするんですよね。子どもの頃には気づかなかったメッセージに後年になって「ああ、そういうことだったのか」と感心することもしばしばです。
さらに、ポケモン世界の設定や歴史を深読みする楽しさもあります。30代ぐらいになると、ただ遊ぶだけでなく考察したくなるお年頃(笑)。「なぜピカチュウは進化の石を使わない設定なのか?」とか「カントー地方とジョウト地方の文化の違いって面白い」なんて、ビデオゲームの域を超えて一種のフィクション世界として味わっています。同世代の友人とはゲームの進捗だけでなく、そうした世界観トークで盛り上がることも。子どもの頃にはできなかったディープな楽しみ方ですよね。
そして何より、ポケモンは常に進化し続けている点がすごいです。私たちが最初に知った151匹から、いまやポケモンの総数は1000匹を超えました。しかし新作が出るたびに「こんなポケモンいるんだ!?」と新鮮な驚きをもらい、同時に昔からいるピカチュウやコイキングに再会するとホッとする。この絶妙なバランスがあるから、大人になっても飽きずに追いかけてしまうんでしょうね。変わるものと変わらないもの、その両方が詰まっているのがポケモンの魅力だと感じます。
まとめと読者への問いかけ
「いつまでポケモンなんてやってるの?」なんて言葉は、もはや野暮というもの。ポケモンは年齢関係なく楽しめる一生モノのエンタメです。30代になった今だからこそ、子どもの頃とは違う角度でより深く、そして自由に楽しめるのかもしれません。子どもの頃に憧れた「ポケモンマスター」に、大人なりのやり方で近づいている…そんな気持ちすらあります。
皆さんは大人になってからのポケモンとの付き合い方、どうしていますか?昔は離れていたけどポケモンGOで復帰した人、子どもと一緒に再ハマりした人、ずっとガチ勢を貫いている人、それぞれのエピソードがあるでしょう。ぜひ「私はこんな風にポケモン楽しんでるよ!」という体験を聞かせてください。あなたにとってポケモンとは? 大人になった今だから言える、その答えをぜひ共有しましょう!