フィットネストレンド最前線:おうち&テクノロジーで楽しく続ける20代の運動習慣

はじめに:運動不足にさよならを!

最近体を動かしていますか?「ジムに行く時間がない」「運動は苦手で…」なんて言ってると、気づけば在宅ワークで一日中座りっぱなし、コロナ禍で部活もやめたしヤバいかも…という人も多いのでは。20〜30代はまだ若いと思っても、運動不足が続くと代謝は落ちるし太りやすくなるし、メンタルにも悪影響が出ることがわかっています。

そんな中、ここ数年で運動のやり方が大きく様変わりしました。コロナ禍でジム通いが難しくなったこともあり、自宅でできるフィットネスやテクノロジーを活用した新しい運動スタイルが次々登場したんです。

例えば、おうち時間にYouTubeのエクササイズ動画で筋トレやダンスに挑戦した人も多いでしょう。任天堂の「リングフィット アドベンチャー」のようなフィットネスゲームが売れまくったのも記憶に新しいですよね。企業側もオンラインレッスンやVRフィットネスなどを次々展開し、2020年頃にはオンラインフィットネスの利用者数が3〜4倍に増えたというデータもあります​。

さらにテクノロジーの波は止まらず、世界のバーチャルフィットネス市場は今後年率25〜30%で急成長すると予測されています​。VRゴーグルをかけてボクシングエクササイズをしたり、世界中のライブクラスに自宅から参加できたりと、**“いつでもどこでも運動”**が当たり前の時代が来つつあるんですね。

一方で、日本のフィットネス業界自体も変革が起きています。24時間ジムや女性専用ジムの台頭、ヨガや格闘技エクササイズの流行などで選択肢が増え、若者の間でも「何か運動を始めたい」というニーズが高まっています。実際、健康志向の高まりで市場は拡大傾向との報告もあります​。

そこで本記事では、最新のフィットネストレンドを踏まえながら、運動初心者でも楽しく続けられる方法を紹介します。ポイントは**「おうちでもできる」「テクノロジーを味方に」**です。忙しい20〜30代でも無理なく体を動かせるヒントをお届けします!

コロナ禍で進化したおうちフィットネス

コロナによる外出自粛は、皮肉にもおうちフィットネス文化を大きく進化させました。いくつか象徴的なトレンドを見てみましょう。

  • 自宅トレーニング動画のブーム: YouTubeには無数のエクササイズ動画があります。特に竹脇まりなさんの「宅トレ」動画は若い女性を中心に大人気となり、自宅でダンスや筋トレをする人が激増。チャンネル登録者も200万人を超え、自宅フィットネスの象徴的存在となりました。
  • オンラインレッスンの充実: ヨガ、ピラティス、ズンバなど、インストラクターによるライブ配信レッスンが増加。Zoom等で繋がりリアルタイムで指導を受けられるサービスも乱立しました。自宅にいながらプロの指導が受けられるなんて贅沢ですよね。
  • フィットネスゲーム&家トレ器具: 「リングフィット アドベンチャー」が社会現象化し、売り切れ続出​。他にもFit Boxing(フィットボクシング)など、自宅でゲーム感覚で汗をかけるソフトがヒット。また、ダンベルやヨガマットが通販でバカ売れし、自宅をミニジム化する人も増えました。
  • 会員制ジムのデジタル対応: ジム業界も黙っておらず、休業期間中に会員向けオンラインワークアウトを提供したり、トレーナーが個別にZoom指導したりと新サービスを展開。デジタル化の波が押し寄せ、従来型ジムもハイブリッドな運営にシフトしつつあります​。

これらの流れのおかげで、「運動=ジムに行くか外を走るか」という常識が覆りました。家で気軽に短時間から始められるとなれば、今まで運動習慣がなかった人も挑戦しやすかったはず。実際、2020年にはおうちフィットネスの市場規模が前年度比で50%増との推計もあり​、利用者が一気に拡大したようです。

そしてこの文化はコロナ収束後も根付いており、今でも宅トレを習慣化している20〜30代は少なくありません。「家だから人目を気にせずマイペースにできる」「隙間時間にサクッとやれる」という手軽さが大きな魅力です。

テクノロジー×フィットネス最前線

おうちフィットネスをさらに面白く、効率的にするのがテクノロジーの活用です。今注目のフィットネステクノロジーをいくつか紹介します。

  • VRフィットネス: VRゴーグルを装着して仮想空間で体を動かすエクササイズです。例えば「Supernatural」というサービスでは、美しい世界の景色の中でコーチの指示に合わせパンチやスクワットをするVRワークアウトが楽しめます。ゲーム感覚であっという間に汗だくに!世界市場は今後大きく成長予測​で、日本でも今後普及しそうです。
  • スマートトレーニング機器: AI搭載の自宅トレーニングマシンも話題。例えば「ミラー型」のフィットネスマシンは、全身鏡とスクリーンが一体化しており、映る自分のフォームを見ながら映像コーチの指導が受けられます。フォームをAIが解析してリアルタイムでアドバイスする製品も。お値段は張りますが自宅がパーソナルジムに。
  • ウェアラブル&アプリ: スマートウォッチやフィットネストラッカーで運動量や心拍数を計測し、健康管理する人も増えました。アプリと連携して「今日はあと1000歩歩こう」など目標管理したり、仲間とデータを共有して競い合ったりとモチベーション維持に一役買っています。
  • ライブ配信プラットフォーム: Peloton(ペロトン)のようなライブ配信型フィットネスも注目。専用バイクを漕ぎながら世界中の参加者と一緒に生中継レッスンを受けられるもので、一体感と競争心で頑張れます。日本でもこれに似たサービスがちらほら登場中。

テクノロジーのおかげで、運動が苦行ではなくエンタメ化してきた印象ですね。スコアやデータで見える化すると達成感が得られますし、ゲーミフィケーションで楽しみながら継続できます。

実際、ある調査では2020年以降フィットネスアプリの利用率が若年層で大幅アップとの結果もあり、若者ほどこうしたデジタルツールを積極的に取り入れているようです​。

20代に人気の運動:手軽さと楽しさがキーワード

では具体的に、今20〜30代に人気の運動・フィットネスは何でしょうか?いくつか挙げてみます。

  • 自重トレーニング: 器具を使わず自分の体重を負荷にする筋トレ。プランクやスクワット、腕立て伏せなど定番ですが、短時間で効果的と若い男女に人気。アプリや動画で初心者向けメニューが豊富なのも◎。「宅トレ」といえばこれですね。
  • HIIT(ヒット): 高強度インターバルトレーニングの略。20〜30秒の全力運動+短い休憩を繰り返すトレーニングで、4分〜7分の短時間で追い込めると話題​。脂肪燃焼効果が高く「忙しくてもできる!」と好評。YouTubeでも「◯分HIIT」動画が山ほどあります。
  • ヨガ・ピラティス: 特に女性に根強い人気。自宅で動画を見ながらする人もいれば、スタジオに通う人も。柔軟性アップや体幹強化だけでなく、呼吸法でリラックス効果もあるためメンタルケアにも◎。在宅勤務の合間にヨガストレッチする人も増えました。
  • ダンスワークアウト: 音楽に合わせて身体を動かす系。ズンバやラテン系のダンスエクササイズから、K-POPダンスで汗を流す若者も。楽しくカロリー消費できるので運動嫌いでも続けやすい!好きなアーティストの振りコピで踊ってみるのも良いですね。
  • ランニング&ウォーキング: やっぱり定番ですが、コロナ禍ではジムに行けない代わりに外を走り始めた人も多かったです。アプリで距離やルートを記録したり、音楽やポッドキャストを聞きながら走るスタイルが20代には人気。ウォーキング派も「朝活」で取り入れるなど増えてます。
  • ボクシング/格闘技フィットネス: シャドーボクシングの動きを取り入れた「エアロボクシング」クラスや、キックボクシングジムに通う女性も増加中。ストレス発散になるし、全身運動で引き締め効果抜群と人気。ゲームのFit Boxingもその流れですね。
  • アウトドアスポーツ: 密を避けるレジャーとしてキャンプや登山、自転車(サイクリング)が若者の間でブーム。自然の中で体を動かすとリフレッシュできて一石二鳥です。アウトドアイベントに参加して交流する人も。

要するに、短時間でできる、楽しい、手軽がキーワード。20〜30代は忙しいですから、がっつり2時間ジム…よりも隙間時間や週末にパッとできて達成感がある運動が好まれています。

続けるための工夫あれこれ

運動は継続が命。でも三日坊主になりがち…という人に、続けるコツを伝授します。

  • 目標を決める: 「3ヶ月後に−5kg」や「来月の5kmマラソン完走」など具体的な目標があるとモチベになります。数値目標でなく、「毎週3回運動する」でもOK。達成したら自分にご褒美を!
  • スケジュールに組み込む: あらかじめカレンダーに運動時間をブロックしましょう。例えば「毎週月・金は仕事後に30分筋トレ」などルーティン化すること。​ジム予約や友人との約束を入れるのもサボり防止に効果的。
  • 好きなコンテンツと融合: 音楽好きならプレイリストを作ってそれに合わせて運動、ゲーム好きならフィットネスゲーム、アニメ好きならコスプレして宅トレ(?!)など、趣味と組み合わせて楽しむ工夫を。テンション上がると続きます。
  • コミュニティに参加: SNSで#朝活ランニング のハッシュタグを追ったり、オンライン上で同じ動画をやってる仲間を見つけたり。記録を共有できると励みになります。また、ジムやヨガ教室に通うのも半ば強制的に習慣化できるのでオススメ。
  • まずは短く&無理しない: 張り切って最初から1時間運動!とやると挫折しやすいです。最初は5分でOKくらいのハードルで始めましょう。ちょっと物足りないくらいで終えると「またやろう」となります。
  • 飽きたら変える: 同じことの繰り返しは飽きるので、種目やメニューは適度に変化を。今日はダンス、明日は筋トレ、その次はヨガ…とローテーションすると飽きません。新しい動画を試したり、服やマットなど道具を新調するのも気分転換に。

特にSNSでの発信は最近多いですね。「#今日の宅トレ記録」として頑張ったことを投稿すると、いいねやコメントがもらえて嬉しいし、自分へのプレッシャーにもなります。仲間を巻き込むのは継続の秘訣です。

運動習慣で心も体もハッピーに

運動を続けると、身体的なメリット(体力向上、ダイエット効果など)はもちろん、精神的にもプラスが多いです。汗をかくと爽快感がありますし、適度な疲労は睡眠の質を高めてくれます。何より「やり遂げた!」という達成感が自信に繋がりますよね。

ある20代女性は、在宅勤務で鬱々としていたところリングフィットを始めてみたら、「毎日少しずつ成長するのがゲーム感覚で楽しく、メンタルが明るくなった」と話していました。別の30代男性は「朝ランニングを習慣化したら一日頭が冴えるし、ポジティブ思考になった」とのこと。運動は心の健康にも良い影響を与えてくれます。

大事なのは「完璧を目指さないこと」。1回休んだからって投げ出す必要はありません。ちょっとサボってもまた再開すればOK!多少途切れてもトータルで習慣化できていれば十分です。

これから運動を始めたい人も、今やっている人も、楽しみながら続けていきましょう。フィットネスは辛いだけじゃなく、自分への投資であり、ご褒美でもあります。体を動かせるって気持ちいい!と感じられたらこっちのものです。

さぁ、まずは今日、軽くストレッチか散歩でもしてみませんか?一歩踏み出せば、あなたのライフスタイルに素敵な変化が訪れるはずです。楽しく体を動かして、心も体もハッピーになりましょう!