1997年、プレイステーションの画面に映し出されたミッドガルの街並みに心奪われたあの日から、早いもので四半世紀以上が経ちました。そして2024年、伝説のRPG『ファイナルファンタジーVII』のリメイク第2作『FFVIIリバース』が発売されると聞き、当時少年少女だった私たち30代はいても立ってもいられませんでした。社会人になった今でもクラウドやエアリスに再会できるなんて、胸が熱くなりますよね!なぜ大人になった今、再びFFVIIにこれほど心を動かされるのか――その理由を語ってみたいと思います。
イントロダクション
まず振り返りたいのがオリジナル版『FFVII』が与えた衝撃です。1997年、中学生・高校生だった私たちは初めて見る美麗な3Dポリゴンのキャラクターに度肝を抜かれ、映画のようなストーリーに夢中になりました。当時「神ゲー!」と熱狂し、友達同士で攻略情報を語り合った記憶が蘇ります。特にエアリスの〇〇なシーン(ネタバレ自粛)では号泣した人も多かったはず。ゲームが単なる遊びを超えて、心を震わせる物語になり得ることをFFVIIが教えてくれたんですよね。
それから時は流れ、ゲームはどんどん進化。しかしFFVIIの名前を聞くと今でも特別な響きを感じる30代は多いでしょう。そんな中、2020年にリメイク版第1作が発売され、当時を知るファンは歓喜しました。そして【2024年2月】、待望のリメイク第2弾『ファイナルファンタジーVII リバース』がついに発売。オリジナルから実に26年ぶりに再びクラウド達の旅が続いていくわけですから、これは事件です!最新ハードPS5で描かれるミッドガルのその先の世界…想像しただけでワクワクが止まりませんでした。
再び訪れたファンタジーへの冒険
『FFVIIリバース』発売当日、筆者(37歳)は仕事を早々に切り上げて家に直行しました。コントローラーを握る手が震えるなんて何年ぶりでしょう(笑)。序盤、クラウドたちがミッドガルを出るシーンで早くも涙腺が緩みました。大人になった今、ストーリー展開やキャラクターの心情に対して当時とは違う視点で感情移入している自分に気づいたんです。
子供の頃は正直「かっこいい!強い!」とヒーロー視点でクラウドに憧れていました。でも今プレイすると、バレットが娘を想う父親としての一面を見せる場面にホロリと来たり、シドやヴィンセントの年長組に親近感を覚えたり…。歳を重ねたからこそ共感できるキャラクター像があるんですよね。当時は理解しきれなかった登場人物たちの葛藤や優しさが、今になって深く胸に刺さります。「大人になってFFVIIをやるとこんなにも違うのか!」と驚きの連続でした。
ゲームシステムやグラフィックも、最新作だけあって素晴らしい進化を遂げています。自由に広がるフィールドを駆け回っていると、子供の頃想像していた「FFVIIの世界」が現実になったようで感動しました。特にミッドガルの外の大自然や街並みの描写には、「こういう風景を見たかった!」という30代ファンの夢が詰まっている気がします。リメイク版では物語も大胆に再構成され、新要素やサプライズもてんこ盛り。オリジナルを知る身としてはハラハラドキドキしっぱなしで、「次はどうなるんだ!?」と少年のように胸を躍らせながらプレイしました。
みよみよの考察
30代になった今、改めてFFVIIの物語に触れて感じたのは、この作品が世代を超えて色褪せないテーマを持っているということです。星の命や環境問題を扱ったストーリーは当時難しく感じた部分もありましたが、今振り返ると非常に先進的で深いテーマですよね。子供心には漠然としか理解できなかった“星を守る”というメッセージが、地球環境が叫ばれる現代にずっしり響いてきます。ティファやエアリスの芯の強さ、仲間との絆といった要素も、大人になってから見るとより尊く感じられました。
また、自分自身の時間の流れも痛感しました。26年前、テレビの前でゲームに熱中していた少年が、今では仕事に追われつつも夜な夜なコントローラーを握る大人になっている。その間、ゲーム内のキャラクター達はずっと変わらない姿で待っていてくれたんです。クラウドたちは歳を取らずにいてくれるけれど、プレイしている自分は確実に歳を重ねた。このギャップに少し切ないような、不思議な感慨を覚えました。同時に、「歳を取ってもゲームを純粋に楽しめる心は失っていなかったんだ」と再確認でき、なんだか嬉しくもありました。
FFVIIリメイクがもたらしたのは単なる懐古ではなく、現在の自分と過去の自分を繋ぐ体験です。ゲームをプレイしながら、あの頃の自分に出会い、「お前まだゲーム楽しんでるぞ!」と教えてあげられた気がします(笑)。大人になると現実的なことばかりに目が行きがちですが、ファンタジーの世界で少年心を取り戻す時間は人生に潤いを与えてくれますよね。
まとめと読者への問いかけ
『FFVIIリバース』は、30代の私たちにとって時間を超えた贈り物のような作品でした。当時の感動を思い出しつつ、新たな発見や興奮も得られるという、二度おいしい体験です。子供の頃に夢中になったゲームにもう一度巡り会える幸せを、しみじみとかみしめています。
皆さんの中にも、昔ハマったゲームや物語が大人になってから再び蘇った経験はありませんか?「この作品だけは今でも特別」という一本がきっとあるはず。ぜひコメントで教えてください。当時語り合った仲間のように、一緒にその思い出を共有できたら嬉しいです。そしてまだFFVIIリメイクをプレイしていない同世代の方、少年時代のワクワクを思い出しに、もう一度あの世界へ旅立ってみませんか?