はじめに
近頃、街中で見かけるようになったセルフ写真館の看板。皆さんはもう体験しましたか?セルフ写真館とは、設置されたカメラと照明を使って自分で撮影できるスタジオのことで、スタッフに撮られることなく気軽に高品質な写真を残せるとあってZ世代を中心に人気爆発中です。韓国発のこのサービスは日本でも2021年頃から原宿・渋谷などに続々オープンし、今や全国に広がっています。SNSではセルフ写真館で撮ったおしゃれなモノクロ写真や仲良しグループでの記念ショットが多数シェアされており、新たな定番エンタメスポットになりつつあります。
セルフ写真館の仕組みと魅力
セルフ写真館では、プロ仕様のカメラとライティングがセットされた小さなスタジオ空間を一定時間レンタルできます。リモコンやタイマーで自分たちの好きなタイミングでシャッターを切れるため、他人の目を気にせず自由にポーズを取れるのがポイント。撮影が終わるとその場でデータやプリントを受け取ることができ、まさに進化系プリクラとも言えるでしょう。
若者にウケている理由の一つは、自然体の写真が撮れること。プリクラのように自動で盛られすぎることもなく、自分好みの表情や雰囲気を追求できます。美肌効果などの最低限のフィルターはありますが、過度な加工はなしというスタジオも多く、「今の自分」をしっかり残せるのが魅力です。そのため就活用の写真やプロフィール写真撮影に利用する人もいるとか。
二つ目は、友達やカップル同士でプライベートに楽しめる点。ブース内は自分たちだけの空間なので、最初は照れがあっても徐々にリラックスしてふざけたポーズも取り放題。写真館というと構えてしまいがちですが、セルフ写真館ならではのカジュアルさが「撮られるの苦手」な人のハードルを下げています。撮影データはスマホに送ってSNSにシェアすることも簡単で、そのまま思い出をみんなで共有できるのも現代的ですよね。
三つ目に、レトロおしゃれな仕上がり。多くのセルフ写真館ではモノクロ写真やフィルム風の色調でプリントしてくれるサービスがあり、出来上がった写真はまるで昭和の証明写真のようなエモさがあります。これは平成レトロブームとも相まって若者にヒットしました。プリクラ全盛期の90年代を経て、今またシンプルで味のある写真が「逆に新しい!」と受け入れられているのでしょう。
友人と体験!セルフ写真館で盛り上がった話
先日、私も親友と二人で初めてセルフ写真館を体験してきました。原宿の小さなセルフ写真館に予約を入れ、ドキドキしながら入店。スタッフさんから簡単な説明を受け、白い壁と椅子だけが置かれたブースへ案内されます。扉が閉まればあとは自分たちだけ。「じゃ、撮ろっか!」とリモコンを手に最初の1枚。最初は表情がぎこちなかった私たちですが、徐々に「次変顔しよう!」「背中合わせやってみる?」などノリノリに。人目がない開放感で、思い切ったポーズにも挑戦できました。
15分ほどの撮影時間は笑いっぱなしであっという間。終了後、PCでベストショットを選び、2人写っている写真を2枚ずつプリントしてもらいました。出来上がったモノクロ写真を見てびっくり!なんだかいつもの自分たちより大人っぽく、おしゃれに写っているではありませんか。二人で「めっちゃいいじゃんこれ!」と大興奮。すぐさまスマホにデータも転送してもらい、その場でSNSにアップしました。
反響は上々で、「セルフ写真館気になってた!」「モデルみたいで素敵!」と友人たちからコメントが。普段照れ屋な私も、セルフ写真館ならではのリラックス感で自然な笑顔を引き出せたようです。プリントは部屋に飾りましたが、味のある写真を見るたび楽しかった時間を思い出して幸せな気持ちになります。
まとめ:思い出を自由にクリエイト
セルフ写真館の流行は、若者が思い出づくりを主体的に楽しむ時代を象徴しています。撮られるだけでなく、自ら演出し作り上げる写真は、より一層愛着が湧くものです。高品質な機材が個人の手に委ねられたことで、写真館という特別な場がグッと身近になりました。
「写真映え」だけでなく、撮影そのものがイベントとして楽しいセルフ写真館。まだ体験していない方も、友達や恋人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか?きっと、予想以上に盛り上がって素敵な一枚が残せるはずです。セルフで創る最高の一瞬——それはきっと、一生ものの宝物になるでしょう。