序論
モンスターハンターワイルズでは、どの武器を使うかがハンターの戦績を大きく左右します。武器ごとに攻撃力や操作性、防御手段やサポート能力が異なり、自分に合った武器を選ぶことが攻略の近道です。特に中上級者ともなると、火力(モンスターに与えるダメージ)だけでなく、使いやすさ(操作難度や機動力)、生存能力(防御・回避性能や立て直しやすさ)、サポート性能(パーティへの貢献度)といった要素をバランスよく考慮する必要があります。本記事では、これらの観点から厳選した最強武器ランキングTOP10を紹介します。各武器の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説し、さらに後半ではプレイスタイル別のおすすめ武器選びのポイントも紹介します。あなたの狩猟スタイルに合った最高の相棒を見つける参考にしてください!
最強武器ランキングTOP10
まずは、ワイルズにおける全14武器種の中からトップ10に選出した武器と、その総合評価を一覧表で確認しましょう(★の数が多いほど優れていることを示します)。
ランキング | 武器種 | 火力 | 使いやすさ | 生存能力 | サポート |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 弓 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
2位 | 太刀 | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
3位 | 片手剣 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
4位 | ガンランス | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ | ★☆☆☆☆ |
5位 | 大剣 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
6位 | ヘビィボウガン | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
7位 | 狩猟笛 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
8位 | ライトボウガン | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
9位 | チャージアックス | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★☆☆☆☆ |
10位 | ハンマー | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
それでは、1位から順に各武器の詳細な強みと弱みを見ていきましょう。
1位: 弓【モンハンワイルズ】
特徴: モンハンワイルズにおける弓は、“遠距離からの精密射撃”という伝統的な強みをさらに伸ばした武器です。新要素として矢が敵に向かってわずかに誘導するホーミング機能や、高威力の特殊矢を放てる「仕込み矢ゲージ」の導入により、離れた場所からでも安定して弱点を狙い続けることが可能になりました。スタミナ管理とゲージ管理が必要ですが、その手間に見合うだけの火力を発揮します。
メリット:
- 圧倒的な火力 – 弓は小刻みな連射と高威力のチャージショットを組み合わせることで、短時間で驚異的なダメージを与えられます。一射ごとの威力は他の武器に劣るものの、的確に弱点を狙い続ければ総合火力はトップクラスです。
- 高い機動力 – 回避行動(ステップ)で素早く位置取りを変えられ、敵の攻撃をかわしながら攻撃し続けられます。チャージステップを駆使すれば攻防一体の立ち回りも可能です。
- 安全な立ち位置 – 遠距離から攻撃できるため、モンスターに密着せずに済み被弾リスクが低めです。慣れれば近接武器では難しい部位破壊や尻尾切断(斬撃ビン使用時)もこなせる万能さがあります。
デメリット:
- 操作の難易度 – スタミナ管理や照準操作など他の武器にはない要素が多く、扱いは容易ではありません。特に新実装の仕込み矢ゲージを活用した攻撃では、ゲージ残量とスタミナ残量の両方を意識する必要があり、忙しい立ち回りになります。
- 打たれ弱い – 防具での防御力強化やガード手段がなく、一撃が重い攻撃を受けると大ダメージを負います。近接武器と違い納刀状態になる機会も少ないため、咄嗟の回復やアイテム使用もしにくい点には注意が必要です。
遠距離からモンスターを翻弄し、弱点に矢の雨を降らせる戦法は爽快です。上級者になれば被弾せずに立ち回れるため、生存面の不安も払拭できるでしょう。「攻撃は最大の防御」を地で行く弓は、まさに迷ったら選ぶ価値のある最強武器です。
2位: 太刀【モンハンワイルズ】
特徴: 太刀はシリーズを通じて高い人気を誇る武器で、ワイルズでもその地位は健在です。長いリーチと優れた機動力を併せ持ち、攻撃範囲と手数に優れています。さらに今作でもモンスターの攻撃に合わせて繰り出すカウンター技が健在で、攻めながら守る立ち回りが可能です。ゲージを溜めて放つ「兜割り」に代表される大技でダウン時に大ダメージを与える爽快感も太刀ならではです。
メリット:
- 扱いやすく安定した火力 – 太刀は連続攻撃で手数を稼ぎやすく、ゲージ(練気ゲージ)管理さえきちんとできれば常に高い火力を維持できます。攻撃のモーションも比較的スムーズで隙が小さく、中上級者でなくとも扱いやすいでしょう。
- カウンターによる高い生存力 – 最大の強みはカウンター技(見切り斬りや受付カウンターなど)による防御性能です。ジャストなタイミングで敵の攻撃を無効化しつつ反撃できるため、習熟すれば被弾を劇的に減らせます。「攻めながら守る」感覚を味わえるので、スリルと安定感を両立できます。
- 優れたリーチ – 長い刀身のおかげで、モンスターの大きな部位にも距離を取ったまま攻撃を届かせられます。尻尾や翼など高所の部位破壊も狙いやすく、パーティでも安定してダメージを与えられる存在です。
デメリット:
- マルチプレイで味方を吹き飛ばしやすい – 太刀の大振りな攻撃は周囲の味方ハンターに当たりやすく、特に大技の袈裟斬りや兜割りは味方を転倒させてしまうことがあります。マルチでは立ち位置に配慮しないとサポート面でマイナスになることも。
- ゲージ管理の手間 – 高火力を維持するには練気ゲージを常に維持・強化(色上げ)する必要があります。ゲージがないと大技が使えず火力が下がるため、攻撃を当て続けてゲージを切らさない立ち回りが求められます。
総じて太刀は「攻防のバランスが取れたオールラウンダー」です。スタイリッシュな攻撃で高火力を叩き出しつつ、生存力も高め。中上級者ならカウンターを極めて被弾を抑え、常に攻め続けることでモンスターを圧倒できるでしょう。
3位: 片手剣【モンハンワイルズ】
▲片手剣を携えたハンター。盾によるガードやアイテム使用など、攻守の柔軟性が片手剣の強み。
特徴: 片手剣は素早い連続攻撃と高い機動力で知られる武器です。ワイルズでは新モーション「滑り込み斬り」が追加され、攻撃しながら位置調整が可能になるなどさらに立ち回りやすく進化しました。また片手剣最大の特徴である「武器出し状態でアイテム使用」が本作でも健在で、戦闘中の隙を見て瞬時に回復薬や罠を使えるのは他の武器にない強みです。加えて、ジャストラッシュ(ジャスト回避後の高威力連携攻撃)や強力な連携技による火力も侮れません。
メリット:
- 抜群の扱いやすさと生存能力 – 全武器中でも操作が直感的で、攻撃モーションの隙が少なく回避もしやすいです。さらに盾によるガードも可能で、不意の攻撃にも対応できます。アイテムを納刀せず使える特性は、ピンチ時の自己生存や仲間の救援に大きく貢献します。
- 機動力と手数の多さ – 武器を構えたままでもハンターの移動速度が速く、攻撃後の隙も小さいためヒット&アウェイ戦法に優れます。手数が多い分状態異常属性との相性も良く、麻痺や毒武器でサポート的な立ち回りも可能です。
- 安定したDPS – 一撃の威力こそ大剣などに劣るものの、コンボによる継続ダメージは良好です。的確に弱点部位へ張り付いて斬撃を積み重ねれば、驚くほどのスピードでモンスターの体力を削ることも可能です。
デメリット:
- リーチの短さ – 小柄な武器ゆえ、リーチが短く大きなモンスター相手では攻撃を当てづらい場面があります。懐に飛び込む立ち回りが求められるため、間合いを詰める際に被弾リスクが生じがちです。
- 高火力コンボ習得の難しさ – シンプルに扱える反面、最大火力を出すには高度なコンボルートの習熟が必要です。ジャストラッシュなど威力の高い連携はタイミングや入力が難しく、中上級者でないと引き出せないポテンシャルも秘めています。
攻防一体の万能武器である片手剣は、「困ったらとりあえずこれ一本」と言える安心感があります。サポートから火力役までこなせる柔軟性が魅力で、ソロでもマルチでも活躍できるため、中上級ハンターにも自信を持っておすすめできる武器です。
4位: ガンランス【モンハンワイルズ】
特徴: ガンランスはランスの堅実な守りに砲撃の爆発力を加えた攻防一体の武器です。ワイルズでは全てのリロード動作にガード判定が付与され、敵の攻撃をいなしつつ即座に反撃する戦法が可能になりました。また新モーションとして追加されたジャストガードからの派生攻撃により、タイミングよく防御すると強烈なフルバースト(全弾発射)や竜撃砲で一気に反撃できます。砲撃で自身を後方に吹き飛ばすことで回避や位置調整もできるため、機動力も以前より向上しています。
メリット:
- 高威力の砲撃コンボ – 射撃(砲撃)と斬撃を組み合わせたコンボ火力は絶大です。特にダウン時や罠にかかった隙には、肉質無視ダメージの竜撃砲やフルバーストを叩き込んで大ダメージを与えられます。ガンランス特有の継続火力と爆発力を兼ね備えています。
- 鉄壁の防御 – 大盾によるガード性能は全武器中トップクラスです。さらにジャストガード(攻撃に合わせたタイミングガード)が決まればスタミナ消費を抑えつつ反撃に転じられるため、防御面の安定感が抜群です。多少強引に攻めても致命傷を防げる安心感があります。
- 守りから攻めへの転換 – 防御姿勢から即座に高火力攻撃へ移れるのがガンランスの醍醐味です。一見地味な槍撃から突然大爆発で反撃する様はモンスターにとって驚異であり、ハンターにとって爽快な瞬間となるでしょう。
デメリット:
- 機動力の低さ – 攻撃後の硬直や移動速度はやや遅めです。素早いモンスター相手では距離を詰めるのに苦労し、迂闊にガードばかりしていると懐に入り込まれて翻弄されることもあります。砲撃の反動を利用した移動もできますが、一度の移動距離は短めで焼け石に水な場合も。
- 砲撃による切れ味消費 – ガンランスは砲撃を多用すると切れ味ゲージがどんどん消耗します。切れ味が落ちると斬撃部分の火力が下がるため、長期戦では砥石を使うタイミングを見極める必要があります。砲撃タイプによっては弾数管理もあり、継戦能力で課題が残ります。
攻守のスイッチを自在に切り替えられるガンランスは、「堅実かつ大胆」な戦い方をしたいハンターにうってつけです。高い防御力でじっくり攻めの機会を伺い、一気に爆発的な火力で仕留める爽快感はガンランスならでは。扱いに慣れれば難関クエストも安定して攻略できるポテンシャルを秘めています。
5位: 大剣【モンハンワイルズ】
特徴: 大剣は一撃の威力に特化した重厚な武器です。シリーズ随一の攻撃力を誇り、溜め斬りを最大まで溜めて放つ「真・溜め斬り」の破壊力は圧巻です。ワイルズでは「集中モード」という新システムが追加され、溜め中に攻撃方向を微調整できるようになりました。これにより、ダウン時だけでなく通常時でも狙った部位に大振り攻撃を当てやすくなっています。また「相殺(攻撃相殺)」や「鍔迫り合い」といった新アクションにより、防御面でも新たな選択肢が増え、攻守のバランスが強化されています。
メリット:
- 単発火力が最強 – 真溜め斬りや薙ぎ払い斬りなど、一発の威力が全武器中トップクラスです。モンスターがダウンした瞬間やチャンス時に叩き込む大剣の一撃は、他の追随を許さないほど大きなダメージ源となります。うまく弱点にクリーンヒットすれば、それだけで討伐タイムを大幅短縮できるでしょう。
- シンプルかつ重厚な立ち回り – 攻撃モーションがわかりやすくシンプルなので、立ち回りの組み立てが容易です。「溜めて避けて斬る」という基本に忠実な動きで戦況を打開できます。また、溜め中に方向を調節できる集中モードのおかげで、初心者でも狙いを付けやすくなりました。
- 新アクションによる守り – 大剣はガードができない代わりに、攻撃を相殺するタックル(今作ではさらに強化)や鍔迫り合いによる防御手段があります。攻撃を受けながらも怯まず反撃できるため、被弾を最小限に抑えつつ攻撃に転じられます。攻撃こそ最大の防御という大剣のコンセプトを崩さずに、生存力が底上げされました。
デメリット:
- 隙と機動力の問題 – 振りが大きく攻撃後の硬直が長いため、空振りや回避ミスのリスクは高めです。一撃に全てを賭ける武器ゆえ、外した時のロスが大きく、手数で押す戦法には不向きです。また抜刀中の移動速度も遅いため、素早いモンスター相手にはポジショニングで苦労するでしょう。
- 慣れが必要 – シンプルとはいえ、最大火力を出す「溜め斬りを当てるタイミングと位置取り」の習得には経験が要ります。上級者はモンスターの隙を完全に見切って的確に溜め斬りを当てますが、中級者では焦って空振り…ということも。焦らず一撃に賭ける胆力と、攻撃チャンスを待つ忍耐が必要です。
大剣は「当てれば終わる」という圧倒的な火力でハンターたちを魅了し続けています。ワイルズでの防御面強化により安定感も増したことで、その真価をさらに発揮できるでしょう。一撃のロマンを追求したい中上級者には、ぜひ大剣でモンスターを葬り去る爽快感を味わってほしいです。
6位: ヘビィボウガン【モンハンワイルズ】
特徴: ヘビィボウガンは重火器のごとき威力と射程を持つ遠距離武器です。ワイルズでは「オートガード機能」が標準装備され、照準を構えている間は自動でガードしてくれるようになりました。さらに新要素「集中モード(フォーカスモード)」によって、モンスターに傷口を付けてそこを狙撃するとダメージが上昇するシステムが追加されています。これにより的確に弱点を撃ち抜くプレイがより報われるようになりました。総じて、安全圏から継続火力を出しつつ要所で大ダメージを叩き込める、パワフルかつ安定感のある武器です。
メリット:
- 最高峰の火力 – 扱いに習熟すれば、ヘビィボウガンの瞬間火力・継続火力はいずれも全武器中トップクラスです。高威力の弾(通常弾Lv3や貫通弾、拡散弾、徹甲榴弾など)を適切に使い分ければ、どんなモンスター相手でも効率よく体力を削ることができます。特に弱点に傷口を付けてから狙い撃つスタイルは非常に強力です。
- 安全な攻撃と防御 – 遠距離から攻撃できるうえ、オートガード機能のおかげでガード性能も高く、生存能力が大幅に向上しました。従来は一撃食らえば大ダメージのリスクがありましたが、今作では自動ガードが多くの攻撃を防いでくれます。加えてシールドパーツの装着で防御面を強化することも可能です。
- 多彩な弾種と役割 – ヘビィボウガンは弾丸の種類が豊富で、敵や戦況に応じて役割を変えられます。拡散弾で大ダメージを狙ったり、徹甲榴弾でスタン(気絶)を狙ったり、滅龍弾で属性ダメージを与えたりと、一人でサポートと火力を両立できる器用さがあります。
デメリット:
- 操作難度と重さ – 狙いを付けて射撃するというFPS的なスキルが要求されるため、アクションゲームが得意でもガンナーに不慣れだと最初は戸惑うかもしれません。また、ヘビィボウガンは納刀や回避が遅く重量級なので、近距離での被弾リスクが高いです。モンスターとの距離感や地形を把握した立ち回りが求められます。
- 機動力の低下 – 照準を構える(重射モードに入る)と歩行速度が大幅に落ち、回避行動も緩慢になります。取り回しの悪さゆえに、素早いモンスター相手だと照準を合わせる前に距離を詰められてしまうことも。軽快なライトボウガンと比べると、この鈍重さは明確な弱点です。
ヘビィボウガンは「使いこなせれば最強」と言われるほどのポテンシャルを持つ武器です。重火力と重防備を兼ね備え、中上級者が手にすると手が付けられない強さを発揮します。遠距離からモンスターを制圧し、高威力の弾丸で怯ませ続ける様はまさに火力至上主義。扱いづらさを乗り越えれば、あなたもフィールドを掌握する狙撃手になれるでしょう。
7位: 狩猟笛【モンハンワイルズ】
特徴: 狩猟笛は攻撃しながら旋律を奏で、自分や仲間にさまざまな強化効果(バフ)を与えられるユニークな武器です。ワイルズでは攻撃によって発生する音波(衝撃波)のエフェクトが追加され、攻撃範囲と見た目の派手さが増しています。また、シリーズを経て演奏モーションの簡略化が進んでおり、基本攻撃の連携だけで自動演奏が完了するため、以前より格段に使いやすくなっています。自己強化【移動速度アップ】をかければ抜刀中の機動力も上がり、サポートにとどまらず自ら積極的に戦闘に参加できる設計です。
メリット:
- パーティ貢献度No.1 – 攻撃力アップや防御力アップ、回復・耐性付与など狩猟笛の旋律効果はパーティ全体の生存率と火力を大きく底上げします。中上級者が笛を担げば、クエストの安定感が段違いに向上するでしょう。特にマルチプレイでは笛使いがいるだけで攻略難易度が下がると言っても過言ではありません。
- 意外な高火力とリーチ – 狩猟笛は鈍器ですが、その攻撃モーションは振り下ろしや叩きつけなどリーチが長めで、しかも一撃の威力も決して低くありません。弱点の頭部に連撃を叩き込めばスタン(気絶)も狙えます。サポート役と思われがちですが、実は手数と範囲に優れるため複数の部位を同時に攻撃でき、結果として高いダメージを稼ぐこともできます。
- 仲間を鼓舞し自信にも繋がる – 演奏による自己強化でハンター自身もパワーアップするため、サポートしつつ自分も強化された状態で戦えます。「皆を支えている」という安心感がプレイヤーのメンタルにも好影響を与え、落ち着いた立ち回りに繋がることも見逃せない利点です。
デメリット:
- 演奏の手間 – ある程度攻撃を続けると自動で旋律効果が発動するとはいえ、効果を維持するためには定期的に演奏(攻撃)を当て続ける必要があります。火力に集中しすぎると肝心のバフが切れてしまうこともあるため、慣れないうちは演奏維持と攻撃の両立に忙しく感じるでしょう。
- 突出した瞬間火力の欠如 – 他の武器のような大技による爆発力が狩猟笛にはありません。一発当たりのダメージは中程度で、継続的にダメージを与えていくタイプのため、モンスターを一気に畳みかける場面では見劣りすることもあります。パーティ火力全体で見れば貢献していますが、自身単体では討伐速度に直結しにくいと感じるかもしれません。
狩猟笛は「縁の下の力持ち」としてパーティを支えながら、自らも戦える頼もしい武器です。中上級者が使いこなせば、火力面でもサポート面でも隙がなく、まさにチームの要となる存在でしょう。マルチはもちろんソロでも自己強化で戦いやすくなるため、一度その魅力に気づけば手放せない武器になるかもしれません。
8位: ライトボウガン【モンハンワイルズ】
特徴: ライトボウガンは軽量ゆえの取り回しの良さが売りの遠距離武器です。ワイルズでは「速射ゲージ」が新設され、一定量ゲージを消費することで対応する弾を高速連射(速射)できるようになりました。これにより機動力を活かした中距離戦で瞬間火力を出しやすくなっています。ヘビィボウガンに比べ火力は控えめですが、その分移動・回避のしやすさやリロードの速さに優れ、初心者から上級者まで扱いやすい武器と言えます。
メリット:
- 抜群の機動力と回避性能 – ボウガンを構えた状態でも歩行速度が比較的速く、回避行動も軽快です。撃ってすぐ避けるヒット&アウェイ戦法が取りやすく、被弾を最小限に抑えつつ安定したダメージを与えられます。
- 扱いやすく入門に最適 – 反動やブレが小さく、照準操作もヘビィほどシビアではありません。弾薬管理さえ慣れてしまえば操作はシンプルなので、ガンナー入門としてもおすすめです。実際、初めてボウガンを使うハンターにはライトボウガンがよく薦められます。
- サポート役として優秀 – 状態異常弾(麻痺弾・睡眠弾・毒弾など)や属性弾を活用することで、パーティのサポート役に徹することも可能です。素早い連射で確実に麻痺や睡眠を入れられれば、味方の大技チャンスを生み出せます。火力一辺倒になりがちな野良パーティでも、ライトボウガン使いがいれば安定感が増すでしょう。
デメリット:
- 火力不足になりがち – ヘビィボウガンと比べると一発の威力が控えめで、総合的なダメージ量で劣りやすいです。速射で手数を増やせるとはいえ、それでも純粋な火力面でヘビィとの差は感じるでしょう。モンスターを素早く仕留めるには相応の立ち回り工夫と装備構成が必要です。
- 被弾時の脆さ – ライトボウガン自体にガード機能はなく、防具もガンナー用で打たれ弱いため、一度攻撃をもらうと危険です。回避性能で補ってはいますが、近距離で連続攻撃を受けるとあっという間に力尽きる恐れがあります。立ち位置とヘイト管理には気を配りましょう。
ライトボウガンは「安定した戦いを好むハンター」にピッタリの武器です。高機動で被弾を避けつつ確実にダメージを与える様は堅実そのもの。サポートもこなせる器用さもあり、中上級者が扱えば火力不足も工夫で補えるでしょう。「攻め」と「支援」の両立をしたい欲張りなハンターにおすすめです。
9位: チャージアックス【モンハンワイルズ】
特徴: チャージアックスは剣モードと斧モードを切り替え、多彩な派生攻撃を叩き込む技巧派の武器です。ビン(瓶)にエネルギーを溜めて強力な属性解放斬り(高出力属性解放斬りや超高出力解放斬り)を放つスタイルが特徴で、決まれば超ド級のダメージを与えられます。ワイルズではビンを無駄なく活用できる新システムが追加され、剣強化・盾強化状態だけでなく、余剰エネルギーを「強化ビン」に変換して火力アップする要素が加わりました。これによりこれまで無駄になっていたチャージが有効活用でき、隙のない立ち回りが可能になりました。
メリット:
- 爆発的な一撃 – チャージアックス最大の魅力は、超高出力属性解放斬りによる桁外れの一撃ダメージです。剣でエネルギーを溜め、盾にチャージし、斧で一気に解放する一連の流れが決まったときの火力は全武器屈指。スタンや減気効果も狙えるため、頭に決めればモンスターを大きく怯ませられます。
- 守りも堅い – 盾によるガードが可能なため、防御面でも安定しています。さらにガードポイント(攻撃モーション中にガード判定が発生するポイント)を活用すれば攻撃しながら相手の攻撃を受け止めることもでき、上級者が使うと隙のない防御を展開できます。
- ロマンと実用の両立 – 変形武器ならではのギミックと派手さを持ちながら、実戦での強さも申し分ありません。扱いは難しいですが、剣と斧それぞれの長所を活かした立ち回りができればどんな状況にも対応できます。やり込み甲斐があり、極めれば大半の武器を凌駕するポテンシャルを感じるでしょう。
デメリット:
- 操作が複雑 – 14種の武器の中でもトップクラスに操作が難しいと言われます。剣と斧でモーションが違い、さらにビンの管理や強化状態の維持など考えることが盛り沢山です。一通り技を出せるようになるまで時間がかかり、使いこなすには相当の練習量が必要です。
- 隙が生じやすい – 高火力の解放斬りはモーションが長く、外したりガードされると大きな隙を晒します。ビンを溜める工程も含めて、一連の流れの中に弱点が多く、モンスターの動きを読む力が要求されます。思い通りに決まらないともどかしさを感じる場面もあるでしょう。
チャージアックスは**「玄人向けだがハマれば病みつき」**な武器です。多彩なアクションを駆使してモンスターを圧倒する快感は唯一無二で、使いこなしたハンターからの支持も厚いです。中上級者でさらなるスキルアップを目指すなら、この奥深い武器に挑戦してみる価値は十分にあるでしょう。
10位: ハンマー【モンハンワイルズ】
特徴: ハンマーはシンプルに相手の頭を殴ってスタン(気絶)を狙う、脳筋上等の打撃武器です。ワイルズでは「クラッチ移動」と呼ばれる溜め中に大きく踏み込む新アクションが追加され、溜め攻撃を維持したまま距離を詰めることが可能になりました。さらに溜め段階を維持しつつステップ回避できるため、高い機動力を保持しています。かつてはモンスターに近づくまでが一苦労でしたが、現在は強力な溜め攻撃を当てやすくなり、初心者でも扱いやすい調整がなされています。
メリット:
- スタンによる好機創出 – ハンマーは全武器中もっともスタン(気絶)を取りやすい武器です。モンスターの頭部を集中攻撃し、ピヨらせれば10秒近い無防備状態を作り出せます。自分自身の攻撃チャンスになるのはもちろん、仲間の大技チャンスにも繋がるため、攻守両面で有利になります。
- 溜めながら動ける高機動力 – ワイルズのハンマーは、溜め中にかなりの距離を移動できるようになりました。これによりヒットアンドアウェイ戦法が格段にやりやすく、巨体のモンスター相手でも素早く懐に飛び込んで強打を叩き込めます。攻撃後も溜めステップでさっと離脱可能で、以前より被弾を減らせます。
- わかりやすい戦術 – 「とにかく頭を殴る」という明快な目標があるため、戦術がブレにくいです。余計なことを考えずチーム内で自分の役割がはっきりしているので、集中して立ち回れます。慣れてくるとモンスターの動きに合わせて効果的にスタンを量産でき、狩猟を自分のペースに持ち込みやすくなります。
デメリット:
- リーチが短く高低差に弱い – ハンマーの攻撃は基本的にリーチが短く、自分より高い位置への攻撃が苦手です。坂道では溜め攻撃でスライディングしつつ攻撃できますが、段差のある地形や空中にいる相手には無力感を覚えることもあります。攻撃できない時間が増えると火力不足に陥りがちです。
- 的確に頭を狙う必要 – 真価を発揮するにはモンスターの頭部に攻撃を当て続けなければなりません。これは言うほど簡単ではなく、動き回る相手の頭に近接で張り付くのは被弾リスクも伴います。スタンが取れないとただ火力の低い鈍器になってしまうため、上手くいかない間は他の武器より討伐時間が長引く傾向があります。
ハンマーは職人的な魅力に溢れています。強烈な一撃でモンスターを眩暈に陥れ、その隙に畳みかける戦法はパワフルかつ戦略的です。中上級者であればモンスターの動きを見切り、まるで頭上にトンカチを落とすように確実にスタンを取っていくことができるでしょう。派手さはないものの堅実に狩猟を有利に進める武器として、ハンマーの存在価値は今も健在です。
武器選びのポイント(プレイスタイル別おすすめ武器)
ここまで最強武器10種を紹介してきましたが、最終的には**「自分のプレイスタイルに合った武器」**を選ぶことが重要です。中上級者になると自分の好みや狩猟哲学も固まってくる頃でしょう。そこで、いくつかのプレイスタイルに合わせたおすすめ武器をピックアップしてみます。
- 手数で圧倒したいアタッカータイプには… 双剣がおすすめ。双剣は圧倒的な連撃と機動力で怒涛の攻めを継続できる武器です。新アクションでジャスト回避が追加され防御面も向上しました。属性を揃える手間はありますが、全属性の双剣を揃えればどんな相手にもゴリ押し可能。とにかく攻撃し続けてモンスターを倒したい攻撃特化型のハンターにピッタリです。
- 空中戦やトリッキーな戦法が好きなタイプには… 操虫棍が向いています。操虫棍はジャンプ攻撃でモンスターに乗ったり、空中から一方的に斬りつけたりと独自の立ち回りが可能。猟虫によるエキス採取で自己強化しつつ戦うスタイルはやや難易度が高いですが、ハマる人にはとことんハマる爽快感があります。華麗な空中コンボで他のハンターとは一味違う狩猟を楽しみたい人にどうぞ。
- 鉄壁の守りで安定攻略したいディフェンスタイプには… ランスを推します。ランスは高いガード性能とカウンター攻撃で堅実にダメージを与えられる武器です。ワイルズでは機動力がやや低下したものの、防御面の安心感は随一。ガードダッシュやカウンター突きで少しずつ前進しながら確実に仕留めるプレイは、安全第一のハンターにうってつけです。被弾を極力避け、時間をかけてもノー乙(※一度も力尽きない)でクリアしたい人に適しています。
- サポートしつつ自分も攻撃したいマルチプレイタイプには… 狩猟笛やライトボウガンが最適です。狩猟笛なら仲間全員を強化しつつ自分も殴って貢献でき、ライトボウガンなら状態異常弾で援護しながら安定ダメージを出せます。マルチで感謝される立ち回りが好きなハンターは、この2種のどちらかを扱えると重宝されるでしょう。
- 一撃必殺ロマンを追求するタイプには… 大剣やチャージアックスが向きます。大剣はシンプルに巨大な一振りで仕留める爽快感、チャージアックスは複雑な手順を経て放つ超高出力のカタルシスがあります。どちらも決まったときの達成感は格別で、狩猟のたびに胸が高鳴ること間違いありません。多少扱いづらくてもロマンを大事にするハンターにぜひ。
このように、自分の性格や好きな戦闘スタイルに合った武器を選ぶことで、狩りの満足度は一段と高まります。最強ランキング上位の武器だからといって必ずしも自分に合うとは限りません。ぜひ色々な武器を試しながら、“これだ!”と思える相棒武器を見つけてください。
まとめ
モンスターハンターワイルズの武器は、それぞれに個性と魅力があり「最強」の定義も一概ではありません。本記事では火力・使いやすさ・生存能力・サポート性能のバランスを考慮してTOP10武器を紹介しましたが、どの武器にも活躍の場面があり、極めればどれも最強になり得ます。中上級ハンターの皆さんには、ぜひランキングを参考にしつつも自分のプレイスタイルに合った武器を選び、研鑽を積んでほしいと思います。
武器選びはモンハンの醍醐味の一つです。新たな武器に挑戦すれば新鮮な発見があり、マンネリ化した狩猟に刺激を与えてくれるでしょう。お気に入りの一本を見つけ出し、モンスターハンターワイルズの未知のフィールドへと繰り出してみてください。きっと、これまで以上に充実したハンターライフが待っています。狩猟の腕と武器への愛着を磨き上げ、あなただけの“最強”を体感しましょう!